来島海峡が君を鍛える
校長 庄司 大志
2年間という短期間で、内航船の船員として求められる知識や技術を身につけ、卒業時には四級海技士(航海)と内燃機関四級海技士(機関)の国家試験のうち、筆記試験が免除となります。また、修業期間2年間の中に、練習船による9ヶ月間の乗船実習が含まれています。
海上実習は、海上交通の要衝である来島海峡で行います。この来島海峡は、1日に約500隻の船舶が航行しています。潮流は、最強時には10ノットにも達します。海上交通安全法によって「順中逆西」という航法が定められており、順潮(船舶が潮に乗って航行)の場合は中水道を、逆潮(船舶が潮流に逆らって航行)の場合は西水道を航行することになっています。
船舶は、エネルギー効率がよく、二酸化炭素排出原単位も少なく、「地球に優しい輸送機関」です。現在、海運界では多くの人材を求めております。
将来、内航海運界で活躍するという確固たる信念を持ち、来島海峡での実習で腕を磨き、仲間とともに切磋琢磨し、夢を目指したい方は、本校へ入学し、日本の海運界を支える人材になってください。
令和6年4月1日